3.貴方が買った後、どうすれば上昇する?

白土潤です。

先週はクロス円が一気に下落。

「売りが売りを呼ぶ」相場になり、
一時期110円を付けたドル円も
一気に105円台まで急落しましたね\(◎o◎)/!

ただ、テクニカル的には
非常に綺麗な形をしていて
分かりやすい動きをしているが
分かります。

というのも、今年前半のレンジの
レジスタンス【105.440】から、
サポート【100.752】までの値幅が
約5円。

レジスタンス【105.440】を抜けてから、
今年最高値【110.084】までの値幅が、
約5円。

最高値【110.084】から
先週落ちてきた【105.180】までの値幅が、
約5円。

週足を見てもわかりますが、
綺麗に一段上の抵抗帯に
収まっているのが分かります。
ドル円週足5円幅

この
『同じ値幅上昇する』
という市場原理がわかっていると、

上昇した時に、どこを目処に上昇するか
また、急落した時に
どの辺りまで落ちてくるか、
事前に予測する事が可能になります。
是非、覚えておいて下さい!(^^ゞ

さて、今日の「相場心理」シリーズは、
今回のドル円の動きにちなんだお話。

皆さんは、ご自身が買いのポジションを持った後、
どんな原理で価格が上昇して
皆さんの含み益が伸びていくと思われますか?

非常に単純な話ではあるんですが、
答えは、

「貴方が買った後に、
ほかの人が買ったから」

価格が上昇していきます。

まあ、シンプルすぎて
何を言いたいのか
意味が分からないかもしれませんがww

実は、ここに深い相場の原理が隠されています。

例えば、貴方が意識されたレジスタンスをブレイクした所で
買いのポジションを持ったとします。

その時、貴方はこう考えます。
「意識されたレジスタンスをブレイクしたんだ。
ここから一気に上昇して、
利益が取れるぞ!」

でも、もし貴方が買った価格より
高い価格で買う人が
一人もいなかったらどうなるか?

答えはシンプル。

貴方が買った価格より上には
絶対に上がって行きません!!
そりゃ、そうですよね笑

そうするとどうなるか?

暫くは値動きが停滞するかもしれませんが、
やがて買いのポジションを持っている人たちが
気持ち悪くなって
持っているポジションを売ります。

誰かが売ると価格は下がり、
さらに誰かの売りを誘い、
ずるずると価格は下落していきます。

結果どうなるか?

貴方は最高値で買った事になり
貴方はどんどんと含み損を
抱えて行く事になりますorz

でも同じ所で買いのポジションを持っても、
この相場の原理をわかっている人は
こう考えます。

「意識されているレジスタンスを抜けたけど、
どうやらさらに買い上げたい人はいなそうだ。
だったら、さっさとポジションを手仕舞いしよう」

そうなるとどうなるか?

彼は、ポジションを直ぐに手仕舞い
殆ど損失を出さずに相場を静観します。

場合によっては、相場の心理を先読みして
「イメージ」を切り替えて、
売りのポジションを持って
利益を上げているかもしれません(・∀・)ナイス!

ここで大事になってくるのが、
「分析」して「イメージ」を作り
それに基づいて「エントリー」した後

「事実(相場)」が「イメージ」と違った時
「直ぐにポジションを手仕舞う」という事。

「事実(相場)」に合わせて行動できれば
資金は守れますし、

「イメージ」に固執して
「事実(相場)」に合わせる事を怠れば
資金を減らします。

全ては「相場ありき!」
です!!!

さて、冒頭で触れたドル円が110円を付けた話に戻ります。

皆さんは、なぜ110円をちょっとだけ抜けて
【110.084】が高値になってから
下落したと思いますか?

先程から触れた相場の原理を当てはめて考えると・・・

高値を更新しながら上昇していた時、
多くの人は

「いずれ110円までは上昇しそうだ」
と考えていました。

多くの人の意識に入っているので
110円までは、買おうと思う人が出てきます。

でも、いざ110円を超えるとどうなるか?

それ以上の上昇をイメージしていた人が
殆どいなかった為、
買う人がいなくなります。

その結果は・・・

あとは、売りが売りを呼び
下落するしか道はありませんww

この相場心理を理解して

「イメージ」と「事実」が違ったら
さっさと逃げる!!

これをやるようになると
貴方の口座は、
今より資金が簡単に増えていくと
思いますよ(^^ゞ

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