上下に振れているようなときにはエントリーは控えたほうがいいのでしょうか?

上下に振れているような時はエントリーは控えたほうがいいのでしょうか?

ブレイクでエントリーする場合は、
トレンドの判断に加えて、
「ブレイクするエネルギーが溜まっているか?」
「ブレイク後に勢いよく抜けていくか?」
の判断が重要なポイントになってきます。

それと同時に重要な要素になってくるのが
チャートが綺麗な形であるかどうかというのも大きな判断基準です。
上下に大きく振れている時というのは荒れている相場として控える方も多いです。

はじめのうちはチャートが綺麗な形の時、
自身の得意パターンの時など厳選してトレードしていった方がいいと思います。

何度も経験を積んで行くうちに、
「勢いが出やすい形」
「勢いが出やすい時間帯」
などが見えてくると思います。

教材の138ページ以降に記載している
「ケーススタディー」の項目を参考に
検証を進めて、コツを掴んで下さい。

経済指標が出る時は値が大きく動きますが、そのような時は前もってポジションを持っていないほうが良いでしょうか?

大きく動く経済指標の時に注意すべきポイントは、
「スプレッドが大きく開く」
という事です。
米国雇用統計やFOMCなどの大きな発表では
スプレッドが10PIPS以上に開くこともあります。
この時、仮にIFDをしかけていると
ブレイクしていないのにスプレッドにひっかかって
注文がささり、
損切りにかかったり
酷い時は値が飛んで窓を開けて
大きく資金を減らすことも考えられます。

FXで一番大事なのは「資金を減らさないこと」です。

比較的大きく動かない、スプレッドが開かない指標であれば
気にせずにIFDを仕掛けておいても良いですが
大きな指標では発表前に注文を取り消す事を
お勧めしています。

この点につきましてもはじめのうちは経済指標の発表のある時は
無理してポジションを持とうとしない方がいいかもしれません。

ポジションを持っていなくて大きく動き出した時はその波には乗らないほうが良いでしょうか?

大きく動き出した後に、しっかり分析したポイントでエントリーするのは構いませんが、その波に乗って、いわば「飛び乗り」をする事は全くお勧めできません。
「飛び乗り」をした場合、既にかなり動いた所でエントリーしているので、
かなり不利な位置でポジションを持つことになります。
この結果、「エントリーした瞬間に逆行」したり、
「含み益が出ても直ぐに戻ってしまう」
という経験が多くなると思います。

大切なことは「分析し、イメージ通りに動いた時にエントリーを執行する」
です。

まずは、「利益を得られたかどうか」より、
「分析通りの良いエントリーが出来たかどうか?」や
「分析が事実とあっていたか?」に意識を向ける事で、
検証を繰り返しながらトレーダーとしての実力を
上げて行って下さい!

ポジションを持っていなくて大きく動き出した時はその波には乗らないほうが良いでしょうか?

ポジション量は、損切り幅に依存します。
1回のトレードでの損切額を全資金の1~2%以内に押さえる様に
ポジション量を調整します。

仮に100万円の資金を持っている場合、
1回の最大損切額は1~2万円になります。

100万円を元手にトレードとなりますと多くても10枚、
はじめは5枚から3枚くらいで成績を積み上げていくことをオススメいたします。
トレードのコツや感覚がしっかり身についてきた実感が出てきましたら、
その時に10枚に枚数をあげていく、
資金管理についてはこういう感覚がいいと思います。

教材の87ページから資金管理についての解説がありますので、
ご参考になさってください。

トレール機能は使ったほうがいいですか、使わないほうがいいですか?

トレール機能は、利益が伸びた時に
自動で損切りポイントを上げてくれるので便利ですが、
反面、ちょっと戻した時に損切りポイントにかかってしまい、
大きく利を伸びるチャンスを逃すこともあります。
仕事中などで全くチャートが見れない方は
この機能を使って少しでも損を減らしながら、
コツコツと利益を取ることも可能ですが、
ブレイク後のチャートの値動きを見れるのであれば、
自分の決済ルールに基づいて自分で決済判断をする方が
利益を伸ばす上では有利です。

ご自身の生活スタイルに合わせて、
必要であれば一度検証されてみると
良いと思います。

一日でトレードするときに良い時間などがありましたら教えてください。

ブレイクに必要なのは「勢い」です。
ブレイク後に一気に抜けていく様な動きが発生しやすい
ボラティリティの大きい時間帯が一番適しています。

簡単な傾向を言うと、世界の主要市場が開く時間帯が
大きく動く傾向があります。
東京市場であれば9時~
ロンドン市場であれば16時頃~
ニューヨーク市場であれば22時頃~
です。

大きな動きが出やすい時間帯は、
過去のチャートの1時間足をご覧になって
「どの時間帯の足が大きく動いているか?」
を確認してみられると、自ずと傾向が掴めると思います。
是非、一度傾向を調べてみて下さい!

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